止めよう六ヶ所再処理工場

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ちらし
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青森県六ヶ所村に建設中の核燃料再処理工場の試運転入り中止を訴えるキャンペーンの一つとして著名な方々によるアピールのちらしを用意しました。これだけで、あるいは別の面に自分(たち)の独自の文章などを加えて、グループでも個人ででも、街頭などで配布してもらおうというものです。
 印刷用の版下(拡大可)をダウンロードして印刷していただければ幸いです。印刷したチラシが必要な方にはお送り致します。

六ヶ所再処理工場は必要ありません!

再処理工場は、原子力発電所(原発)で一度燃やした核燃料の中から、プルトニウムを取り出すための工場です。日本では、取り出したプルトニウムを再び核燃料として利用する「核燃料サイクル政策」が進められてきました。そのため青森県六ヶ所村で、1年間に約8トンものプルトニウムを生産する大規模な再処理工場を建設中です。

 

再処理工場は、危険な放射能をたれ流す最悪の核施設です。ヨーロッパでは、再処理工場周辺にまき散らされたプルトニウムなどの放射能が、鳥や魚、植物、そして人体からも確認されています。また再処理工場で大事故が起これば、放射能は日本中に広がります。青森の豊かな自然を放射能で汚す前に、工場の稼働をストップしましょう!

 

プルトニウムを燃料とする高速増殖炉もんじゅは、1995年に大事故を起こしいまだに停止中です。そこで急遽、普通の原発でプルトニウムを利用するプルサーマルが高浜原発(福井県)、福島第一原発(福島県)、柏崎刈羽原発(新潟県)で計画されました。しかし、ウラン燃料のための原発でプルトニウム燃料を利用する危険性への不安などから、それぞれの地元では反対の声が強く計画がストップした状態が続いています。

 

プルトニウムの利用はまったく進まず、余剰状態が続いています。新たに六ヶ所再処理工場を建設する必要性はまったくありません。

プルトニウムはいらない!みんなで止めよう再処理!

六ヶ所再処理工場は急ピッチで建設が進んでいます。使用済み燃料を貯蔵するための巨大なプール(3000トン)がすでに完成し、日本中の原発から燃料が輸送されています。工場本体は2005年6月竣工の予定ですが、すでに工程の機能試験が開始されています。2003年7月からはウランを、さらに使用済み燃料を使った試験が予定されています。工程内に放射性物質が入れば、工程だけではなく工場全体が放射能に汚染されてしまいます。必要のないプルトニウム生産工場にストップをかける、それも工場が汚染される前に止めることが緊急の課題です。

青森から、全国から、プルトニウムいらない!再処理いらない!という市民の声を集め、工場計画をストップしましょう。

膨らみ続ける工場建設費、最終的費用は10兆円以上?

六ヶ所再処理工場計画の費用の全体は、現在でも明らかになっていません。当初は工場建設費のみ公表され、事業申請時(1989年)は7600億円でした。しかし96年には施設の大幅な削減を行いながらも建設費は当初費用の2.5倍の1兆8800億円、99年には約3倍の2兆1400億円へと異常な高騰を続けています。建設費に加えて今後は、施設修繕費・人件費等の運転費用、施設の解体・撤去費用、発生する超ウラン廃棄物の処理費用などが必要になり、計画の総額は10兆円以上にのぼると電気事業連合会は試算(2002年)しています。そのため原発を推進する人々からも、六ヶ所工場計画凍結を求める声が上がっています。計画がこのまま進めば、これらの費用はすべて電気料金の形で市民一人ひとりの負担になります。

 

再処理は廃棄物を増やす!

政府や電力会社は、「再処理によって廃棄物の量が減る」と宣伝しています。これは大きなウソです。確かに高レベルの使用済み燃料はガラス固化体にすれば小さくなりますが、それと同時に膨大な低レベルの放射性廃棄物が発生します。その量はフランスのラアーグ再処理工場では元の使用済み燃料に比べて約15倍、日本の東海再処理工場では約40倍となっています。六ヶ所再処理工場でも、事業申請書から試算すると約7倍の放射性廃棄物の発生が見込まれています。また廃棄物とは見なされない空や海への日常的な放射能の垂れ流しもあります。さらに工場の操業後は、施設全体が放射性廃棄物となってしまいます。これらを含めると再処理工場は、元の使用済み燃料に比べて約200倍もの廃棄物を生み出すという試算値もあります。これらはすべて、再処理を行わなければ発生しない廃棄物です。

再処理工場は「原発1年分の放射能を1日で出す」

使用済み燃料は膨大な放射能の塊で、人間が近づけば即死してしまうような非常に強力な放射線と高い熱を出し続けます。再処理工場はこんな危険な使用済み燃料をブツ切りにし、大量の化学薬品を使ってプルトニウム、燃え残りのウラン、死の灰(核分裂生成物)に分離する巨大な化学工場です。そのためたとえ事故でなくても、日常的に大量の放射能を放出しなければ運転できません。巨大な排気筒からは、クリプトンをはじめとしてトリチウム、ヨウ素、炭素などの気体状放射能が大気中に放出されます。六ヶ所村沖合3kmの海洋放出管の放出口からは、トリチウム、ヨウ素、コバルト、ストロンチウム、セシウム、プルトニウムなど、あらゆる種類の放射能が廃液に混ざって海に捨てられます。六ヶ所工場の当初計画ではクリプトンとトリチウムの除去が計画されていましたが、経済的な理由から放棄され全量が放出されます。

英・仏の再処理工場周辺で小児白血病が多発

すでに再処理工場が30年以上運転されているヨーロッパからは、膨大な放射能放出による環境汚染、人体への影響が報告されています。フランスのラアーグ再処理工場周辺では、小児白血病の発症率がフランス平均の約3倍にのぼるというレポートが発表され、再処理工場の運転や放射能放出を規制する動きが出ています。イギリスのセラフィールド再処理工場からの放射能によって汚染されたアイリッシュ海をめぐっては、対岸のアイルランド政府がイギリス政府を訴える事態に発展しています。ヨーロッパ西部の多くの国の政府は、これ以上の放射能汚染を防ぐために英・仏の再処理工場の運転を停止するよう求めています。

青森県でも六ヶ所再処理工場周辺での環境汚染および人体への影響が懸念され、1999年から「青森県小児ガン等のガン調査」が実施されています。

青森から、全国から、プルトニウムいらない!再処理いらない!という市民の声を集め、工場計画をストップしましょう。


六ヶ所再処理工場の建設中止アピール事務局
 原水爆禁止日本国民会議 http://www.gensuikin.org
 原子力資料情報室 http://cnic.jp/rokkasho/