福島の声 第02回 武藤類子さん(福島原発告訴団)

武藤類子さん 

福島原発告訴団 団長

(2013年5月31日撮影)

 

Q 福島原発告訴団をやろうとした一番の動機を教えてください。 

A 福島原発事故の後、福島県二本松市のゴルフ場が放射性物質でよごれた芝生の除染をしてくれという裁判をおこした。それに対する東電の主張は、自分たちの敷地から出たものは自分たちの所有物ではないということだった。

この主張を聞いて愕然とした。東京電力は事故の責任を感じていないと思った。賠償の範囲も、賠償の金額も東京電力が決めていた。さらには、再稼働の話まで出てきた。事故の責任がだれにあるか明確にされていないために、これらのようなことが起きているのではないか?

被災者が苦しんでいる中で、事故の責任が問われないこの状況は理不尽だという思いから、告訴団を立ち上げた。

 

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