ホーム   最新ニュース   参加・支援する(会員制度)   問合せ・会員申込など   なぜ「脱原発」か  
英語版(ENGLISH)








原子力に関する基本的な用語の意味は?
原子力キーワードガイド
原子力キーワードガイド
1.核分裂のしくみ/2.原子力発電所の種類/3.原子力発電所の主な機器/4.核燃料サイクル/5.放射性廃棄物/6.事故/7.放射能、放射線・被曝/8.行政組織と法律/9.建設手続き/10.電気事業・電気料金


“CNIC EXPRESS” 原子力の現状を伝えるニュースや新刊の書籍、イベント案内など独自の情報が詰まっています。
★ご注意★
メールマガジンをご登録されますと配信サービスを取り扱う『(株)まぐまぐ』からのメールマガジンも自動登録されます。 申し訳ございませんが規約により当室のメルマガのみに登録することは現在可能ではありません。

当室ホームページに掲載した記事、『原子力資料情報室通信』からの記事をピックアップしてメールマガジンを発行しております。
まぐまぐ



SmartSection is developed by The SmartFactory (http://www.smartfactory.ca), a division of InBox Solutions (http://www.inboxsolutions.net)
>
原子力資料情報室通信368号(2005/2/1)より

原子力資料情報室通信368号(2005/2/1)より

六ヶ所再処理工場 ウラン試験開始の実態は……?

平野良一
(核燃料廃棄物搬入阻止実行委員会)

 六ヶ所再処理工場のウラン試験入りを日本原燃が宣告し、報道等も同様に試験入りという認識を示している。しかし同工場の現在の状態はウラン試験前の準備段階にある、という認識が正しいのではないか。
 2004年12月20日の劣化ウラン粉末と模擬燃料体の搬入後、28日までに劣化ウラン専用容器1基分、約800キログラムの溶解作業を完了したと日本原燃は公表している。しかし従来の原燃の説明では、これらの作業は「ウラン試験に入るための前段行為」である。実際のウラン試験は、再処理工程のすべてを行なう「前処理建屋、分離建屋、精製建屋、ウラン・プルトニウム混合脱硝建屋、ウラン・プルトニウム混合酸化物貯蔵建屋」での試験を示す。
 ところがこれらの建屋のうち、分離、精製、ウラン・プルトニウム混合脱硝の3建屋では、ウラン試験が開始されたことになっている現在でも1月中旬までの予定で「ウラン試験前設備点検」が行なわれている。さらに前処理建屋、精製建屋、分離建屋では、セル内結露防止のための除湿装置設置工事が実施中である。ウラン粉末の溶液を行なうウラン脱硝建屋でも、NOx製造設備の設置工事中である。六ヶ所再処理工場はいまだに設備・機器の工事、点検作業の真っ最中で、試験を実施できる状態ではない。
 問題は、試験準備の前段作業の段階で「試験入り」を宣言する欺瞞行為を平然と行ない、さらに1月中旬にも模擬燃料集合体の剪断確認作業に入るとしている日本原燃の不遜さにある。数種類の作業を並行させる危険性は、昨年12月22日に化学試験中の高レベル廃液ガラス固化建屋内で、クレーンのつり具が別のクレーンの付属設備に接触して損傷させる事故を発生させていたことでも証明されている。安全を蔑ろにした原燃の姿勢は、糾弾していきたい。
 一方、日本原燃の経営状態を見てみよう。昨年末の24日に原燃が東北財務局へ提出した『04年度上半期の決算書』によると、新たに78億4400万円の純損失が発生し、未処理の損失金が650億円を超えている。ウラン濃縮事業の販売実績が0だったこともあり、売上高は前年同期比約88.5%で営業利益も4割弱に減収となった。遠心分離機停止による生産ライン停止に伴うウラン濃縮設備の機械・装置評価損の計上は無かったものの、分離機等の耐用年数を11年から9年へと短縮せざるを得なくなったことに起因して105億8900万円の特別損失を計上した。ウラン濃縮契約の03年度料金精算額と称する141億4800万円の特別利益を計上することによって、中間損失金を前年同期比で半額以下に抑え得たという決算内容である。
 仮に再処理を稼働させても、プルトニウムの販売を順調に延ばすなどは夢のまた夢という状況である。電力会社の債務保証にも限界があろうし、日本原燃の経営破綻も危惧されることになり、再処理の前途は暗黒という確信は益々深まる。
 2005年は、青森県議会が1985年4月9日に核燃サイクル立地要請受け入れを容認した20年目の年にあたる。何としても核燃サイクル政策転換スタートの年にしたいものと、気を引き締めている。
  この記事を PDF フォーマットで見る 記事を印刷する 記事をメールで送信

ページ移動
良く読まれた記事 次の記事





原子力市民年鑑2011-12




まるで原発などないかのように


ほんとにだいじょうぶ?身近な放射線


破綻したプルトニウム利用 政策転換への提言


エネルギーと環境の話をしよう


申し込み・資料請求メールフォームへ
会員の方には、『原子力資料情報室通信』などをお送りいたします。会員制度についてはこちらをご参照ください。


政府や原子力産業から独立した立場を維持するため、活動資金は主に会費とカンパでまかなっています。ご協力をお願いします。
【カンパ送り先】
郵便振替00140-3-63145
原子力資料情報室


放射能ミニ知識web版






NEW OPEN★



Powered by XOOPS 2.0 © The XOOPS Project
Theme Designed by OCEAN-NET