米軍の原潜排水から放射能を検出

米軍の原潜排水から放射能を検出

9月27日、横須賀港を出港した米海軍の原子力潜水艦の排水から放射性物質のコバルトが検出された、と文部科学省が発表した。
www.mext.go.jp/b_menu/houdou/18/09/06092899.htm

原潜を追尾しながら採取した海水から、コバルト58(半減期70日)を2.1+-0.4mBq/リットル、コバルト60(半減期5.3年)を1.2+-0.3mBq/リットルを検出した、という。いずれも強いガンマ線を出す放射性物質だ。

検出された以上の量やほかの種類の放射能を放出している可能性もある。

原潜に何らかの異常があったのか、通常の操作の範囲での排水によるものかは不明。米軍は一切あきらかにしていない。

量の大小にかかわらず、海水(排水)から放射能が検出されたことは重大な問題だ。これまでにも放射能を放出していた可能性も否定できないことから、海底の砂・泥を採取して調査を行なうべきだ。

検出は初めてとする報道がある。しかしそれは厳密な調査を行ないその結果を充分に公開するような利害関心も実績も日米政府が持ち合わせていないからにすぎない。「米原子力軍艦の寄港中の異常放射能の検出は、繰り返し引き起こされてきた。にもかかわらず、米側の情報非開示と日本側の事なかれ主義によって「原因不明」とされてしまったものが、「まったく引き起こしていない」と意図的に曲解されている」(※)のである。

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(第2部 日本の港における放射能汚染と情報の非開示)
www.cnic.jp/392