福島第一3号炉と美浜3号炉、浜岡1号炉の老朽化対策評価の提出

東京電力と関西電力は、それぞれ福島第一3号炉(1月27日)と美浜3号炉(1月30日)について、老朽化対策の基礎となる技術評価報告書を原子力安全・保安院に提出したと発表しました。中部電力も浜岡1号炉に関する技術評価報告書を提出しました(1月31日)。

これは、「実用発電用原子炉の設置、運転等に関する規則」にもとづき、原子力発電所の運転開始から30年以内に、施設の劣化などに対する評価を行なうこととその先の10年の保全計画を作成するように求められているものです。

日本の原発では、これまでに9基の原子力発電所に関する技術評価報告書が提出されています(敦賀1、美浜1、福島第一1、美浜2、島根1、福島第一2、高浜1、玄海1、高浜2)。

■各社の記者発表

福島第一原子力発電所3号機における高経年化対策に関する報告書の提出について
www.tepco.co.jp/cc/press/06012702-j.html

美浜発電所3号機高経年化技術評価等報告書の提出について
www.kepco.co.jp/pressre/2006/0130-1j.html

浜岡原子力発電所1号機 高経年化技術評価等報告書の提出について
www.chuden.co.jp/corpo/publicity/press2006/0131_1.html

■2006年中に営業運転開始から30周年を迎える原発

浜岡1号炉
1976年3月17日

福島第一3号炉
1976年3月27日

美浜3号炉
1976年12月1日

参考:『老朽化する原発』
cnic.jp/138