2006年4月、チェルノブイリ原発事故20周年シンポジウム開催にむけて

2006年4月、チェルノブイリ原発事故20周年シンポジウム開催にむけて

 チェルノブイリ原発事故が起きてから早くも20年になろうとしています。
 1986年4月26日、チェルノブイリ原発4号炉が爆発炎上して放射能を撒き散らしました。原子炉から半径30kmの範囲は永久に居住禁止区域となり、村や町は廃墟となりました。放出された放射能の影響で大人や子どもたちにがんや白血病などの被害が多発しています。事故の傷跡はいまだに癒えていません。この事故は原発事故の悲惨さを如実に示したのでした。それから20年、事故の年に生まれた若者も、はや二十歳になり、この事故を知らない世代が増えています。
 史上最悪のチェルノブイリ原発事故を風化させることなく、事故から学び取ったことを次世代へと引き継いでいくことが大切だと思います。
 そこでこのたび、チェルノブイリ原発事故20年を振り返り、未来へつないでいくシンポジウムを2006年4月16日に東京で開催することを企画しています。ウクライナ・キエフから『チェルノブイリの証言』(松岡信夫・訳、技術と人間、1988年発行)の著者であるユーリー・シチェルバク氏(医師、作家)を招聘することになっています。
 このシンポジウムを大きく盛り上げていくために、実行委員会形式で運営していくことになり、7月15日に第1回目の実行委員会を開きました。現在、シンポジウムの内容などについて議論しています。実行委員会の「代表世話人」に和田あき子さんを選出しました。
 すでに各地では20周年の催しを企画しておられることと思いますが、ぜひともこの催しを成功させるために、シンポジウムに参加・賛同してくださいますよう、お願いいたします。
 また、20周年に向けてのさまざまな企画の内容をお知らせください。ホームページなどで紹介し、各地での活動を結んでいきたいと思っています。

シンポジウム参加・賛同団体
(実行委員も含む)
APCH(The Art Project of Chernobyl)、エストニア・チェルノブイリ・ヒバクシャ基金、原水爆禁止日本国民会議、ストップ・ザ・もんじゅ、チェルノブイリ救援・中部、チェルノブイリ子ども基金、チェルノブイリ支援運動・九州、「チェルノブイリ被害調査・救援」女性ネットワーク、チェルノブイリ・ヒバクシャ救援関西、チェルノブイリ共同研究グループ、チェルノブイリの母子支援募金・通販生活、日本チェルノブイリ連帯基金、(株)技術と人間、原子力資料情報室、京都大学原子炉実験所原子力安全研究グループ、日本基督教団大阪教区核問題特別委員会、たんぽぽ舎、大地を守る会、七つ森書館、日本消費者連盟、原子力行政を問い直す宗教者の会、「終焉に向かう原子力」実行委員会、NCCチェルノブイリ委員会、脱原発下町ネットワーク(2005年10月21日現在)

 参加・賛同してくださる団体または個人になってくださる方を募集しています。
 団体名(お名前)、代表者名、または個人のお名前、ご住所、ご連絡先(電話)、メールアドレスを原子力資料情報室までご連絡ください。
FAX:03-5330-9530 メールアドレスcnic[アットマーク]nifty.com  担当:渡辺まで